ひとごとじゃない! スイス大手銀行がついに着手 大口個人預金にマイナス金利=廉了
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スイス金融大手のUBSは8月、残高が200万スイスフラン(約2億1600万円)超の大口個人預金口座に年0・75%、50万ユーロ(約5900万円)超の大口個人預金に対しても年0・6%のマイナス金利を11月から導入し、実質手数料を徴収すると発表した。クレディ・スイス・グループも100万ユーロ(約1億1800万円)超の残高の顧客に対し、9月から0・4%のマイナス金利を導入する。
これまでも、スイスの金融機関では、法人や個人顧客の大口預金にマイナス金利を導入した例はあるが、ごく一部にとどまっていた。そのため、スイス国内の大口預金金利の平均値はマイナスで推移しているのに対し、金利の大小順に並べた時の真ん中の値(中央値)は長らくゼロだ(図1)。つまり大半はマイナス金利を導入していなかった。
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週刊エコノミスト
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