週刊エコノミスト Online日本生命が初開示 3年目の議決権結果

INTERVIEW 藤本和敬・日本生命株式課長 開示で株価への影響なし 企業との「対話」重視

藤本和敬氏
藤本和敬氏

 民間では国内最大の機関投資家である日本生命に、今回から議決権行使結果の個別開示に踏み切った理由などを聞いた。

(聞き手=大堀達也・編集部)

特集:日本生命が発開示 3年目の議決権

 議決権行使結果の個別開示は、スチュワードシップ活動の透明性向上や利益相反懸念の払拭(ふっしょく)の観点において有効な方法の一つと考えている。

 一方で、2017、18年と開示を見送ったのは、日本生命は民間で国内最大の機関投資家であり、議決権行使結果を開示することで個別銘柄の株価形成などに影響を与えることを懸念したからだ。だが、他の機関投資家の開示結果が個別銘柄の株価に及ぼす影響をこの2年間で検証したところ、大きな影響はないと判断して開示することにした。

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