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台湾 “遅刻魔”総統候補の言動物議=田中淳

韓国瑜市長(右)と松田康博教授の会談(高雄市政府新聞局撮影)
韓国瑜市長(右)と松田康博教授の会談(高雄市政府新聞局撮影)

 来年1月の総統選挙に最大野党・中国国民党から出馬する、韓国瑜・高雄市長の言動が物議を醸している。9月6日に東京大学の松田康博教授一行が韓氏を表敬訪問。韓氏は午前11時前に会場入りしたが、松田氏らが到着したのは同11時35分だった。“遅刻魔”の韓氏は報道陣に「今日は私が日本人客を待った。彼らは会場を間違えたようだが、まったく気にしていない」と話し、度量の大きさを強調してみせた。

 だが、松田氏はSNS(交流サイト)に中国語で経緯を説明。時間通りに会場入りしたが、直前に市職員から会場の変更を伝えられた。韓氏もその事実を知っており、連絡の不備を謝罪したという。高雄市政府も「日本人訪問団は遅刻していない」との声明を出した。

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