年金の基礎知識Q&A=編集部/高橋義憲
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Q1 年金の仕組みは?
A 日本の公的年金制度は、20歳から60歳未満の人全員が加入する「国民年金」と、会社員や公務員などが加入する「厚生年金」の二つがある。国民年金への加入は法律で義務付けられており、加入者(被保険者)数は約6733万人(2017年度末時点)。
国民年金の加入者は3種類に分かれている(図)。会社員や公務員は国民年金に加えて、勤務先を通じて加入する厚生年金の「2階建て」となっており、受け取れる年金は国民年金の老齢基礎年金に老齢厚生年金が上乗せされる。
16年から、従業員501人以上の会社に勤め、労働時間が週20時間以上など一定の条件を満たす人も厚生年金保険の加入対象となるなど、適用が拡大された。厚生年金保険の加入者(第2号被保険者)は17年度末現在で4358万人で、前年度末に比べて92万人(2・1%)増えている。
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週刊エコノミスト
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