テクノロジー ワールドウオッチ
シリコンバレー 自動運転技術で物流が進化=中島和宏
有料記事
米国内ではトラック輸送の自動運転が本格化しつつある。貨物運送会社のUPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)は、カリフォルニア州サンディエゴ市に拠点を持つトゥシンプル社が開発した自動運転トラックを使用し、アリゾナ州で約200キロメートル区間の自動運転による輸送を始めた。トゥシンプル社は、米国郵政公社に自動運転トラックを提供し、約1600キロメートル区間の郵便輸送を試験運用した実績を持つ。
カリフォルニア州マウンテンビュー市に本社のあるコーディアック・ロボティクス社は、テキサス州で商用貨物輸送サービスの提供を開始した。同サービスでは、長距離のランプ間輸送(インターなど特定の場所を結ぶ輸送)を自動運転化。特定の地点まで自動運転で輸送した後、最終的な目的地までは地域のドライバーが運転を引き受ける。サンフランシスコ市にはドライバーによる遠隔操作を組み合わせ、出発点から目的地まで全て無人運…
残り105文字(全文501文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める