東京市場 ストラテジストが読む 消費増税後の景気対策に期待=隅谷俊夫
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日経平均株価は8月6日に2万110円の安値をつけた後、9月19日に2万2255円の高値をつけたが、10月に入って上げ幅の半値押しに当たる2万1000円近辺まで急反落した。
東証1部の騰落レシオ(=直近25日間の値上がり銘柄数の合計÷値下がり銘柄数の合計×100)が一時140%台に乗せるなど上昇に過熱感があったので、基本的にはスピード調整。上げ幅の半値押しまでなら自律調整の範囲内で、再び上値をうかがうことは十分に可能だ。
来週後半から日本企業の7~9月期の決算発表が本格化する。米中貿易戦争が激化した時期なので、総じて低調な決算になることは避けられない。決算に先んじて発表された9月調査の日銀短観でも、大企業・製造業の業況判断DIは6月調査のプラス7からプラス5に低下した。
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週刊エコノミスト
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