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テクノロジー 挑戦者2019

深澤研 ティフォンCEO 仮想現実で魔法のような体験を

 仮想現実(VR)や拡張現実(AR)など最新技術を使って、まだ誰も体験したことがない新しいエンターテインメントの創造に挑む。

(聞き手=藤枝克治・本誌編集長、構成=加藤結花・編集部)

 ティフォンが運営するVR体験施設「ティフォニウム」(お台場のダイバーシティ東京5階)では、最新技術を駆使したVRの世界を楽しむことができます。代表作「コリドール」は、廃虚となった洋館が舞台のホラーアトラクション。体験者はゴーグル型のディスプレーとヘッドホンを装着し、手にはランタンを持って歩きます。

 映像が始まると、体験者の視界は最初に案内された何もない空間から一転。360度怪しげな洋館に様変わりし、幽霊がはびこる空間を恐る恐る進んでいきます。体験者は目の前に広がっているのがVRだと頭では分かっていても、襲いかかってくる幽霊や気味の悪い虫などの迫力ある映像に恐怖を覚え、驚きの声を上げることになります。中には「きゃあ」と大きな悲鳴を上げたり、恐怖でその場から動けなくなる人もいるほどです。

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