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今週のポイント 米国GDP(10月30日) 成長率はさらに低下=窪谷浩

(注)季節調整済み系列の前期比年率 (出所)米商務省経済分析局(BEA)よりニッセイ基礎研究所作成
(注)季節調整済み系列の前期比年率 (出所)米商務省経済分析局(BEA)よりニッセイ基礎研究所作成

 10月30日に米国で2019年7~9月期のGDP(国内総生産)が公表される。

 実質GDP成長率は4~6月期が前期比年率2.0%増と、1~3月期の同3.1%増から低下していた。7~9月期は成長率のさらなる低下が見込まれており、どの程度の低下にとどまるのか注目される。

 まず4~6月期を需要項目別に振り返ると、個人消費は前期比年率3.7%増と前期の同1.1%増から大幅に伸びが加速したものの、民間設備投資が1.0%減と16年1~3月期以来のマイナスに転じたほか、住宅投資が3.0%減と6期連続で縮小した。

 さらに、外需と在庫投資の成長率寄与度がそれぞれ0.68ポイント減、0.91ポイント減となり、合計で成長率をマイナス1.6ポイント程度押し下げた。

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