外貨建て保険 円建て貯蓄型の販売休止 深まる低金利で運用難に=編集部
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市場金利が一段と低下して保険料の運用が難しくなる中、貯蓄型の円建て保険の販売休止の動きが続いている。
明治安田生命は10月、円建ての一時払い終身保険の販売を全面休止。ソニー生命は11月から、代理店が扱う円建ての学資保険の販売をやめる。
一時払い終身保険は、契約時に保険料を一括で支払い、一定期間を過ぎると払った保険料を上回る解約返戻金を受け取れる仕組みで、退職金の運用などに使われてきた。
しかし、金利低下の逆風が吹く。各社が保険商品の運用利回り(予定利率)を決める際の目安となる「標準利率」は、最近の国債利回りから計算されるが今夏の急低下を受け、20年1月に0.25%から史上最低の0%に引き下げられる。
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週刊エコノミスト
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