マーケット・金融欧州発 世界不況

追い込まれたドイツ銀 投資銀行路線撤回でも茨の道 “強み”失った巨大銀行の不安=若奈さとみ

    巨大なドイツ銀が傾けば世界経済への悪影響は避けられない(独フランクフルトの本社)(Bloomberg)
    巨大なドイツ銀が傾けば世界経済への悪影響は避けられない(独フランクフルトの本社)(Bloomberg)

     2015~17年に3期連続で赤字決算に陥って以降、経営危機の淵にあるドイツ銀行は、今年の夏から秋にかけて大規模な事業再編計画を打ち出した。

     最大の焦点は、経営不振を招いた株式トレーディング業務からの撤退だ。同部門の5分の1以上の資産をキャピタル・リリース・ユニット(受け皿機関)に移管して売却を進めるが、先行きは不透明だ。

     ドイツ銀は世界59カ国に約2000支店、従業員9万人を有する。総資産額は18年末で1.35兆ユーロ(約160兆円)と巨大だ。国際通貨基金(IMF)は16年6月に発表したリポートで「ドイツ銀が、世界の金融システムに与える潜在的影響リスクは大きい」と警鐘を鳴らした。

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