週刊エコノミスト Online通貨・決済 新時代の支配者は誰だ?

リブラ脅威論の真相 ドルを脅かす「世界中銀」構想 転がり込む巨額の通貨発行益=中島真志

    (出所)筆者作成
    (出所)筆者作成

    詳しくはこちら

     ワシントンで10月17、18日に開かれたG20(主要20カ国・地域財務相・中央銀行総裁会議)では、デジタル通貨について「一連の深刻なリスクを生じさせることになる」との強い懸念を示す合意文書をまとめ、当面は発行を認めない方針が確認された。

     米下院の金融サービス委員会は10月23日に「リブラ」に関する公聴会を開き、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEOが証言を行った。ザッカーバーグ氏は、50人近い議員から集中砲火を浴び、「米国の当局が承認しない限り、発行を行うことはない」という言質を取られた。この公聴会がリブラ計画にストップをかける意図を持っていることは明らかだ。独仏の財務大臣も9月に共同声明を発表し、「現状では欧州でのリブラの運営は認められない」として欧州では認可しない姿勢を示した。

    残り3789文字(全文4145文字)

    週刊エコノミスト

    週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
    有料会員になると、続きをお読みいただけます。

    ・会員限定の有料記事が読み放題
    ・1989年からの誌面掲載記事検索
    ・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

    通常価格 月額2,040円(税込)

    週刊エコノミスト最新号のご案内

    週刊エコノミスト最新号

    12月8日号

    もうかるEV(電気自動車)、電池、モーター14 「電動化」が業績・株価を左右 「次の勝者」探しも活発化 ■神崎 修一/桑子 かつ代/斎藤 信世16 巨人の焦り トヨタから「自動車」が消える日 ■井上 久男18 自動車部品 日本電産が台風の目に ■遠藤 功治20 図解 EV用電池「国盗り物語」 ■編集 [目次を見る]

    デジタル紙面ビューアーで読む

    おすすめ情報

    最新の注目記事