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爆騰銘柄の見つけ方 「現実」EPSと「夢」PER 同時に上昇する3パターン=藤本誠之

    (出所)筆者作成
    (出所)筆者作成

     筆者は「ラジオNIKKEI」で週3回番組を担当しており、年間150社近くの社長にインタビューしている。このために、その数倍の企業を会社訪問している。今年もすでに326社を訪問した。数多くの企業トップと面談していると、今後大きな成長が期待できる爆騰株の見つけ方が徐々に見えてくる。

     株価は「EPS(現実)×PER(夢)」で表されると考えている。EPSとは企業の1株当たりの1年分の純利益のことだ。EPSは予想値にはなるが、企業の業績によって変動する“現実”の数字といえる。一方、時価総額を純利益で割ったものがPER(株価収益率)で、現在の株価がEPSの何倍かを示すことで、株価が割高か割安かを判断する指標となっている。このPERは、投資家の期待度に左右される指標という意味で“夢”の数字だ。

     図1は、アベノミクス以降の日経平均株価と予想EPSの推移だ。予想EPSとは、向こう12カ月先の対象銘柄の1株当たり利益についてアナリスト予想を平均したもので、予想EPSと株価は基本的には連動している。ただ、株価が若干先行して、その後EPSが変動するのがよく分かるだろう。つまり、“夢”が先行して株価が上昇し、“現実”が少し遅れて付いてくるのだ。

     特に、中小型株ではEPSが少し上がってきたところでPERが急騰し、株価が上がってくることが多い。ただ、EPSの上昇局面ではPERは下がってくるので、株価も落ちていく。こうした点に着目すれば、これからの爆騰銘柄を見つけるには、EPSとPERの両方が同時に上昇する銘柄を探せばよいことになる。この二つが同時に上昇する局面は、大きく分けて三つのパターンがあると考えられる。

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