新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 日本株 爆騰!銘柄

IPO銘柄 上場前の業績予想は保守的 修正後が「買い」タイミング=西堀敬

(出所)筆者作成
(出所)筆者作成

 IPO(新規株式公開)銘柄への投資の醍醐味(だいごみ)は、何といっても成長性に賭けることである。10年後のスター銘柄を上場直後に仕込んでおいて、その銘柄の成長を楽しみに待ち続けたい。だが、それは気が遠くなる話であり、もし外れてしまった場合、大いにがっかりすることになる。

 もう少し短期的な視野で、IPO銘柄へ投資する手法はないだろうか。実は、IPO企業の業績予想には、ある特性がある。それを知っていれば、夢とロマンだけで成長に賭けるというリスクを取ることなく、かつ、比較的短期間で大きなキャピタルゲインを得ることができる。

 まず、IPO企業は上場する1年前から上場期にかけて厳しい予算管理を行うことを知る必要がある。上場審査の過程で、月次の予算(業績予想)と実績の乖離(かいり)が極力出ないように、予算をかなり保守的に作るのが常識となっている。月次の予算を実績が下回るようなことが続けば、予算管理ができていないと見なされ、上場申請すらできないからである。

残り1567文字(全文1995文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事