週刊エコノミスト Online日本株 爆騰!銘柄

IPO勝敗表 勝率は維持するも低下する初値上昇率=西堀敬

IPO銘柄の「勝率」には大きな変化はないが・・・・・・ (Bloomberg)
IPO銘柄の「勝率」には大きな変化はないが・・・・・・ (Bloomberg)

 IPO投資と言えば、公募・売り出し株を買って上場当日の初値で売るのが最ももうかる投資手法である。表を見てほしい。2001年以降すべてのIPO銘柄を公開価格で取得して初値で売れば、そのキャピタルゲインの額は一度もマイナスになっていないほど最強の投資手法であることは一目瞭然である。

 しかしながら、そのもうかる度合いの一つの指標である初値騰落率(公開価格と初値の差)が、アベノミクス相場も7年目を迎えて少し変調の兆しが出てきたようだ。19年はここまで63銘柄(11月1日現在)が新規上場したが、その初値騰落率は68%とアベノミクス相場始まって以来最も低い水準となって…

残り425文字(全文707文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月6日号

上がる金&揺らぐドル 史上最高値への地殻変動16 米実質金利との逆相関 崩れた背景に中銀の買い ■村田 晋一郎/谷道 健太19 これで分かった! 「金」の基礎知識 Q&A ■池水 雄一 徹底展望 2023年末 金価格の見通し22 2300ドル 非民主的国家が買い増し 西側への不信で分断拡大 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事