テクノロジー日本株 爆騰!銘柄

ニッチな世界トップ レーザーテック 半導体マスク検査で独走=編集部

(注)株価は株式分割調整後 (出所)ブルームバーグ
(注)株価は株式分割調整後 (出所)ブルームバーグ

 高い市場シェアを誇るニッチ(隙間(すきま))な半導体関連装置などを手がけるレーザーテック。2019年6月期まで3期連続で売上高と純利益が過去最高を更新し、この3年間で株価も約8倍に急伸した。好業績をけん引するのは売上高の約半分を占める「半導体マスク」関連の検査装置で、世界シェアは約8割。特にマスクの材料になる「マスクブランクス」の欠陥検査装置ではレーザーテックが世界シェア100%を占めている。特集 日本株 爆騰!銘柄

 半導体のマスクとは、微細な電子回路を半導体ウエハーに転写するための原版で、写真のネガフィルムに当たる。写真のネガフィルムに傷があるとプリントした写真にも傷が付くように、マスクに傷や欠陥があるとウエハーにも傷が付き、不良品を作り続けてしまう。このマスクの検査装置は半導体の製造工程に欠かせない製品で、顧客はHOYAやAGCのほか、米インテル、韓国サムスン電子、台湾TSMCなど海外勢が8割を占める。

残り714文字(全文1124文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で過去8号分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

6月6日号

上がる金&揺らぐドル 史上最高値への地殻変動16 米実質金利との逆相関 崩れた背景に中銀の買い ■村田 晋一郎/谷道 健太19 これで分かった! 「金」の基礎知識 Q&A ■池水 雄一 徹底展望 2023年末 金価格の見通し22 2300ドル 非民主的国家が買い増し 西側への不信で分断拡大 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事