アフリカ豚コレラは水際で防ぐ=呉克昌
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日本で発生している豚コレラと中国で猛威を振るっているアフリカ豚コレラの最大の違いは、アフリカ豚コレラにはまだワクチンが開発されていないということだ。
アフリカ豚コレラに感染した豚のほとんどは死ぬが、伝染力の強い急性・熱性の豚コレラに比べると伝染力は強くない。ただし、豚の死体の中でも3カ月程度はウイルスが生き残るなど生存性が非常に強いため、感染した豚肉の残渣(ざんさ)などを豚が食べて伝染する可能性もある。
アフリカ豚コレラも豚コレラも人には無害なこともあり、感染した豚を出荷してしまう可能性がある。それが感染拡大の原因になる。
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週刊エコノミスト
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