インボイス制度 取引先から「締め出し」 中小企業の淘汰が始まる=金本悠希
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4年後に始まる「インボイス制度」は、中小・零細企業の経営に大きな打撃を与えそうだ。
2019年10月に消費税率が10%に引き上げられ、食料品などの税率を8%に据え置く軽減税率が導入された。これを受け、4年後の23年10月から「インボイス制度」が導入され、事業者が納税する消費税額の計算方法が変更される。制度の目的は、消費税の免税措置で発生している「益税」の解消だが、納税を免除されてきた小規模事業者は、対応しなければ取引先から外される恐れがある。結果的に中小・零細企業のが進む可能性がある。
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週刊エコノミスト
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