インタビュー 森田敏夫 野村証券社長 「山陰合同銀行と野村証券が島根で証券業務を一本化する」
有料記事
── なぜ、いま山陰合同銀行と提携するのか。
■お互いにウィンウィンの関係になれると思ったからだ。山陰合同銀行が持つ山陰地域での圧倒的なプレゼンスとブランド力は魅力的だ。我々が山陰地域でどれだけ頑張っても及ばないだろう。山陰合同銀行が約4兆円の預金を持つのに対して、野村の松江支店の預かり資産は約1500億円に過ぎない。
リソースを考えれば、山陰地域で支店を増やすことは難しい。山陰合同銀行は島根県内だけでも74の支店を持ち、そこを経由して個人顧客にアクセスできるメリットは大きい。
残り1085文字(全文1325文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める