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週刊エコノミスト Online 勝つ 負ける地銀

インタビュー 野島廣司 ノジマ社長 「IoT時代にトータルな金融支援 地域経済活性化の手本になる」

野島 廣司 ノジマ社長
野島 廣司 ノジマ社長

── スルガ銀行へ出資した目的は。

■(1)地域が重なる、(2)スルガ銀はリテール(個人営業)が強い、(3)同行には新しいことに挑戦する文化がある──という三つの理由でシナジー(相乗効果)を生み出せると考えたからだ。

 両社とも静岡から東京は重点エリアで、特に神奈川の比重が高い。また、スルガ銀は法人の開拓よりリテールに注力している。多くの地銀が法人を優先する中で、手間のかかる個人を掘り起こしている点は独特だ。さらに住宅など各種ローン販売でリクルートと提携するなど新しい試みをしている。当社も、商品説明をメーカーの派遣スタッフに任せず自社の店員が行う「コンサルティングセールス」など独自の取り組みをしており、共通点は多い。

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