新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

週刊エコノミスト Online 勝つ 負ける地銀

「粉飾倒産」でヤケド負う=編集部

「都心部で売り上げを急激に伸ばす新興企業の粉飾を見抜けず、与信コストを膨らませる地銀が増えている」

 ある信用調査マンは、こう懸念する。有望な貸出先に乏しい地銀が、首都圏や大阪の都心部に進出して、躍進するかに見える新興企業に貸し込むが、実態は粉飾による架空売り上げの計上で、資金繰りに行き詰まり破綻。有望企業が突如、不良債権と化し、損失計上を余儀なくされるケースだ。

 20代女性向けの人気のカラーコンタクトや化粧品を販売するシーンズ(東京・港区)は11月29日、東京地裁に民事再生法を申請した。同社は2003年5月に設立し、ファッション雑誌の人気モデルを起用するなどで、コンタクトやコスメ事業が好調に推移。18年3月期には売上高約78億円を計上するほどまでになった。

残り368文字(全文700文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事