東証改革 時価総額500億円未満が1部市場に31行=編集部
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「時価総額基準がどの程度になるかにもよるが、厳しくすれば、10行以上が対象になるだろう」。銀行アナリストは、金融庁の金融審議会で検討されている東京証券取引所の市場改革を注視する。注目点は、一定の時価総額基準で東証1部から「降格」することだ。
市場改革は、「退出することなく、玉石混交となってしまっている東証1部の状況」(同アナリスト)を改善、優良企業に絞った“新しい東証1部”にくくり直し、内外からの投資マネーを集めるのが狙いだ。金融審は、東証株価指数(TOPIX)の対象を、現在の東証1部上場すべての銘柄とせず、新しい東証1部で構成する「新TOPIX」に衣替えするのが望ましいとした。
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週刊エコノミスト
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