サントリーの「大政奉還」 2021年に先送りか
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サントリーホールディングス(HD)の新浪剛史社長=写真=の去就が注目を集めている。2020年は14年10月の社長就任以来任期6年目でサラリーマン社長の一般的な在任期間に達する一方、後継に創業家の鳥井信宏副社長が待ち構えている。ただ、東京五輪イヤーの喧騒(けんそう)の年は避け、21年3月の株主総会をもって交代という見方も出ている。
鳥井氏も過去に社長を務めた上場中核企業のサントリー食品インターナショナル(SBF)は21年春、本社を東京・中央区京橋から港区の田町駅近隣の最新の高層ビルに移す予定。サントリーHDの本社は港区台場で不便なため、同じ21年春に営業部隊やマーケティング部隊を、SBFの移転先のビルに移す。つまり、グループと親会社の中核を同じビルに集約するタイミングで鳥井氏が社長に就くという見方だ。
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週刊エコノミスト
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