アクセルスペース 代表取締役CEO 中村友哉 衛星作り続けたい一心だった
有料記事
東京大(航空宇宙工学・中須賀研究室)博士→起業
超小型人工衛星の開発製造・衛星データ提供
アクセルスペース(本社:東京都中央区、代表取締役CEO:中村友哉)は2018年12月、数十基の超小型人工衛星で作る地球観測網「AxelGlobe」の1号機を打ち上げた。22年をめどに目標数すべてを飛ばし、ニーズに応じて地球上のさまざまな場所を1日1回、撮影して提供する。学生時代に初の超小型衛星を打ち上げ、ただただ衛星作りを続けたい一心で会社を立ち上げた若者は、創業から10年で、難しい宇宙ビジネスを軌道に乗せた。
「一緒に人工衛星を作ろう」。進路に悩んでいた若者を宇宙の世界へと引き込んだのは、東大・中須賀真一教授の熱のこもった一言だった。理科一類に入学し、教養課程を終えて専門課程を選ぶためのオリエンテーションで、その言葉に衝撃を受け、迷わず航空宇宙工学科へ進み、中須賀研究室に入った。
残り858文字(全文1246文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める