今週のポイント 中国GDP発表(1月17日) 10~12月期は6.1%へ回復か=三尾幸吉郎
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中国国家統計局は1月17日、2019年10~12月期のGDP(国内総生産)を発表する。中国では米中対立を背景に景気悪化が続いており、前回発表された7~9月期の成長率は実質で前年比6.0%増と4~6月期の同6.2%増を下回り、2四半期連続の減速となった(図)。
しかし、今回発表の10~12月期は6%程度で横ばいにとどまるとする声が多い。中国政府による「反循環調節(景気減速の押し戻し政策)」強化の効果で減速に歯止めがかかったとの見方だ。中国人民銀行(中央銀行)はLPR(ローンプライムレート)を段階的に引き下げて貸出金利の低下を促した。また、中国政府もハ…
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週刊エコノミスト
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