週刊エコノミスト Online大学ベンチャー

東大生の就職先 IT、外資コンサルが人気 大手製造業は失速=井沢秀

東京大学赤門
東京大学赤門

 <第2部 変わる東大生気質>

 東大卒業生の就職先として思い浮かぶのは、中央省庁、大手の金融や商社、重厚長大な製造業などだが、近年は就職先企業に変化が見られる。背景には、東大生の意識の変化がある。文化放送キャリアパートナーズ・就職情報研究所の夏目孝吉氏は、「給与が低く出世が遅い上に長く勤めなければならない大手製造業や銀行、公務員の仕事に魅力を感じない学生が増えている」と見る。

 2019年卒と09年卒の東大生の就職先の違いを検証すると、東大生の就職に対する意識の変化がよくわかる(表)。

残り1303文字(全文1547文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

4月30日・5月7日合併号

崖っぷち中国14 今年は3%成長も。コロナ失政と産業高度化に失敗した習近平■柯隆17 米中スマホ競争 アップル販売24%減 ファーウェイがシェア逆転■高口康太18 習近平体制 「経済司令塔」不在の危うさ 側近は忖度と忠誠合戦に終始■斎藤尚登20 国潮熱 コスメやスマホの国産品販売増 排外主義を強め「 [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事