エレファンテック 代表取締役社長 清水信哉 実用化まで試行錯誤の5年間
有料記事
東京大情報理工学系研究科→マッキンゼー→恩師と再会→起業
インクジェットでフレキシブル基板印刷
インクジェット印刷による独自の技術でフレキシブル基板を製造するエレファンテック(本社:東京都中央区、代表取締役社長:清水信哉)。2019年11月、セイコーエプソンなど9社から18億円の資金調達を実施し、量産体制の確立に向けて踏み出した。20年秋の出荷開始を目標に三井化学の名古屋工場内に製造ラインを設け、年40億円の売り上げを見込む。目指すは1兆円企業だ。
「人生は短い。大企業の管理職に就くまで待てない。若いうちにイノベーションを起こしたかった」。12年に東大大学院修士課程修了後、視野を広げるため、米コンサルティング大手のマッキンゼー・アンド・カンパニーに就職した。博士課程に進む道もあったが、大学では技術は磨けてもそれ以上のスキルは身につかないと考えた。
残り1119文字(全文1495文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める