クルマづくり激変 独VWが「ソフト開発部隊」 求められる“ITの発想”=阿部暢仁
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独フォルクスワーゲン(VW)は2019年、ソフトウエア開発を専門とする事業部隊を立ち上げた。
VWはグループ全体を横断し、かつ専用事業として位置づけられた組織「カー・ソフトウエア」を立ち上げると発表した。デジタル・エキスパートを現在の3000人から25年には1万人に拡大させ、ドイツに加えて米シアトル市と北京市を含めたグローバル組織にする予定である。この組織によってソフト開発の内製比率を現在の10%から60%に引き上げ、独自の次世代のコネクテッドカー・プラットフォームを開発する。
こうした自動車大手の動きは、クルマづくりが大きく変わったことを意味する。
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週刊エコノミスト
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