半導体・ソフトウエア 電子制御がさらに高度化 富士電機、タムラ、イーソル=阿部哲太郎
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<沸騰! CASEケース市場>
CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)のうち、「A」の自動運転で使われる画像処理チップは現状、米企業の独壇場だ。米エヌビディアの「ドライブPX」シリーズと米インテル傘下でイスラエルのモービルアイの「EyeQ」シリーズの覇権争いが続いている。エヌビディアはSoC(システム・オン・チップ)とソフトウエアを統合した世界初のレベル2以上の自動運転システムの生産を2020年から開始する予定だ。自動運転の高レベル向けの技術開発競争はエヌビディアが一歩先行しているとみられる。
今後、自動運転機能搭載の車種や台数の伸びが本格化する期待感の中で、後発組の参入の動きも出てきている。米国ラスベガスで1月7~10日に開催されたデジタル技術見本市「CES」において、米クアルコムが自動運転向けの半導体セットを発表した。
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週刊エコノミスト
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