イスラエル 大手自動車が欲しがるスタートアップの聖地=遠藤功治
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自動車業界を35年ほど見ている筆者が近年、頻繁に訪れる場所に、ハイテク産業の集積地として存在感を増しているイスラエルが加わった。逆に自動車産業の中心地である米デトロイトや独フランクフルトに出かける回数は依然に比べ減少した。これは図らずも“100年に1度”とも言われる大変革が自動車業界に起きている証しであろう。
トヨタ自動車の豊田章男社長は“生きるか死ぬかの戦い”とはっきり公言しているし、そのトヨタの時価総額を何倍も上回るGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)各社が、新しいビジネスモデルで自動車ビジネスに参画しようとしている。
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週刊エコノミスト
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