テクノロジーAIチップで沸騰! 半導体

INTERVIEW プリファードネットワークス 名村健(シニアエンジニア)&土井裕介(執行役員)

    シニアエンジニアの名村健氏(左)と執行役員の土井裕介氏
    シニアエンジニアの名村健氏(左)と執行役員の土井裕介氏

     トヨタ自動車が約115億円を出資する東大発のAI(人工知能)開発ベンチャー、プリファードネットワークス(東京都千代田区)。深層学習用のAIチップを自社開発した狙いを聞いた。

    (聞き手=岡田英/浜田健太郎・編集部)

    名村 深層学習の特徴である行列演算に特化することで回路規模を小さくし、電力性能を高めた。単純比較は難しいが、消費電力当たりの計算性能は米エヌビディアの学習用の最新GPU(画像処理半導体)の約3倍。学習にかかる時間の短縮につながる。

    土井 我々の価値の源泉は、AIの学習モデルを作り、顧客企業の課題を解決するところにある。どんどん難しい問題に対応していくため、学習するための計算量は増えている。計算機はいわば、我々の「工場」。今まで外部から買っていた工場設備を、自社に最適なものを自分たちで作ろうということだ。

    名村 コスト面も大きい。GPUのような既存品は高価でコストがかさむし、深層学習向けに作られているわけでもない。効率的に社内の計算リソースを高めるのが、開発の目的だ。そのため、現時点では外販の予定はない。

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