今週のポイント 米国雇用統計(2月7日) 雇用鈍化ペースを見極め=窪谷浩
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2月7日に米国で2020年1月の雇用統計が発表される。秋口に大統領選挙を控え、これからの雇用情勢が選挙の行方をも左右するだけに、選挙を占う上でも注目される。
まず12月の結果を確認すると、非農業部門雇用者数は前月比14.5万人増と、前月の25.6万人増を大幅に下回ったほか、市場予想の16.0万人増も下回った。雇用の伸び鈍化は、ゼネラル・モーターズのストの終了に伴って製造業雇用が大幅増加となった前月の反動による雇用減少の影響が大きいと考えられる。一方、19年通年では月間平均の雇用増加数が17.8万人増となった。これは前年の22.3万人増は下回…
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週刊エコノミスト
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