東京市場 ストラテジストが読む 株価下落を注視した投資が有効=三井郁男
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新型肺炎の感染拡大が続いているが、株式市場は上値が重い展開ながらも、大幅調整することなく一進一退が続いている。既に先進諸国は金融緩和政策を実施していたが、経済活動に大きな影響が出ている中国で、中国人民銀行(中央銀行)が2月初めから大規模な資金供給を開始。政策金利も引き下げる見込みでグローバルに金融緩和が進んでいる。
金融市場の高い流動性が、調整局面を待っていた投資家の資金を呼び込み、株式市場は想定以上に底堅い。とはいえ米国株式市場により資金が集中する流れが続いている。
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週刊エコノミスト
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