今週のポイント インドの国内総生産(2月28日) 内需の冷え込み続き景気停滞=斉藤誠
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2月28日にインドで10〜12月期の国内総生産(GDP)が公表される。インド経済は金融セクターの貸し渋りや自動車販売の低迷、農業所得の悪化を受けて景気低迷が深刻化している。実質GDP成長率は18年1〜3月の前年同期比8.1%から、19年7〜9月の同4.5%まで6期連続で減速。
10〜12月期の成長率は4%台後半で伸び悩むと予想する。既に公表された10〜12月の経済指標を見ると、まず民間消費の冷え込みが続くだろう。自動車販売台数は前年比4.4%減(前期:同30.2%減)とマイナス幅が縮小した一方、失業率は7%台で高止まり、消費者物価は野菜価格の高騰で年末に…
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週刊エコノミスト
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