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実証実験が進む自動運転バス 交通弱者800万人の足に=村田晋一郎

沼津市で行われた自動運転バスの実証実験
沼津市で行われた自動運転バスの実証実験

 政府が2020年までに限定地域での無人自動運転移動サービスを実現する目標を掲げていることもあり、昨年から自動運転バスの実証実験がさかんになっている。

 今年に入ってからも群馬大学と前橋市、日本中央バス(群馬県)が1月11日~3月1日の土日祝日に、公道での自動運転バスの実証実験を実施した。上毛線中央前橋駅とショッピングセンター「けやきウォーク前橋」を結ぶシャトルバス2台のうち1台を自動運転バスとし、最後の5日間は2台とも自動運転バスで運行した。1月22~27日には静岡県沼津市が沼津駅─沼津港間で、自動運転電動バスの実証実験を行った。

 さらに茨城県境町は4月から自動運転バスの運用を開始すると発表した。道の駅から往復5キロの走行ルートを想定。車体は仏ナビヤ社の自律走行バス「ナビヤ アルマ」、運行管理はソフトバンクの子会社SBドライブの「Dispatcher(ディスパッチャー)」を活用する。

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