新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

法務・税務 意匠法

4月の改正意匠法施行 クラウドの画面デザイン、建物内装・外装も保護対象に=加島広基

化粧品は店舗内装でブランドの世界観を表現する(Bloomberg)
化粧品は店舗内装でブランドの世界観を表現する(Bloomberg)

 デザインを保護するための改正意匠法が4月1日に施行される。今回の意匠法改正は過去に例のない画期的なものであり、ビジネスに大きな影響を与えそうだ。大きな改正点は、(1)画像デザインや空間デザインの保護対象の拡充と、(2)複数のバリエーションのデザインを効果的に保護する関連意匠制度の拡充──の2本柱である。本稿では、ビジネスに最も大きな影響を与える(1)について、紹介したい。

 ソフトウエアやアプリの操作画面など、画像デザイン自体は以前から意匠法の保護の対象となっていたが、保護の対象はあくまで画像を表示する物品(この場合は、パソコンやスマートフォン)そのものであった。このため、画像が物品に表示されること、画像のデータが物品に記録されること、という二つの制約があった。つまりは端末にインストールされていることである。

残り1854文字(全文2213文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事