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「人質司法」で国際会議 体験者と識者が一堂に会し「冤罪」のメカニズムを討議=稲留正英

 被疑者や被告人を弁護士の同席を認めないまま長期間勾留し、身体・精神的な圧迫により自白を強要する日本の「人質司法」について、体験者や識者が議論する国際会議が4月21日から25日まで、京都と東京で開かれる。人質司法は「冤罪(えんざい)の温床」とされており、会議を通じて日本の刑事司法制度の改革を訴えていく。

 主催者は、害虫駆除会社キャッツの粉飾決算事件で、自ら190日間の長期勾留を体験した元会計士の細野祐二氏=写真。パネラーとして、カルロス・ゴーン・日産自動車元会長、布川事件で再審無罪を獲得した桜井昌司氏のほか、痴漢冤罪を取り上げた映画「それでもボクはやってない」を製作した周防正行監督、元東京高裁部総括判事で30件以上の無罪判決を出した木谷明・弁護士、元特捜検事の郷原信郎・弁護士などが参加する。

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