東京市場 ストラテジストが読む 歴史的な暴落は投資の好機に=隅谷俊夫
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新型コロナウイルスの世界的な流行に伴うグローバル景気の後退を懸念して、日経平均株価は3月下旬に1万6000円台まで急落した。2001年9月の同時多発テロや08年9月のリーマン・ショックも衝撃的だったが、テロや金融システム不安よりも、治療薬のないウイルスの感染拡大のほうが世界中の人々にとって身近な脅威であることが示された。
日常生活や経済活動を半ば停止状態に追い込み、ついには、今年夏の東京五輪の開催が1年程度延期されることになった。100年を超える近代五輪で初の延期をもたらした今回のコロナ禍は、後世に残る歴史的な出来事と言えるだろう。
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