プラチナ 需要減少懸念が下押し=中山修二
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米国では新型コロナウイルス感染の拡大が鈍化しているとの見方から、南部の州で経済活動再開が始まった。それでも感染拡大が予想以上に早く進行し、感染者が50万人を超えた4月11日から、半月余りで倍増したことへの不安は払拭(ふっしょく)できていない。これが今後も米株価の下落懸念を増大させ、プラチナの産業向け需要の回復期待に水を差している。
自動車の排ガス浄化触媒向けの需要は、自動車販売台数の大幅減少、特に中国の落ち込みに注目すれば、予想を上回る需要減になり、相場の圧迫要因となるはずだ。
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週刊エコノミスト
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