NY市場 米中関係悪化も相場の重しに=中川大輔
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米国では40以上の州でロックダウン(都市封鎖)の段階的な解除が進んでいる。一部の州は新型コロナウイルスの新規感染者数の明確な減少トレンドを待たずに、景気回復を優先して経済活動の再開に踏み切っている。5月中旬の米国株式市場は、早期の経済再開を好感する見方と、再開後の再流行を懸念する声が交錯し、一進一退の展開となった。
感染動向が最大の注目材料との見方は変わらないが、米中関係の悪化も再び注目されている。貿易交渉を経て設定された米国産品の購入目標額を、中国が景気減速の影響で順守できない可能性があるほか、中国の新型コロナに関する情報開示姿勢を批判する論調も高まっており、両国間の火種は多い状況だ。
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週刊エコノミスト
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