今週のポイント 日銀短観6月調査(7月1日) 景況感の大幅続落が不可避=上野剛志
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日銀短観6月調査の結果が7月1日に公表され、緊急事態宣言発令後の景気悪化の影響が明らかになる。前回3月調査では、新型コロナウイルス拡大に伴う内外需要の減少開始によって既に企業の景況感が明確に悪化(全規模全産業の業況判断指数〈DI〉は8ポイント下落)していた。
しかし、前回調査以降、状況はさらに悪化した。4月に入ると緊急事態宣言が発令され、全国に拡大された。この結果、さらなる外出自粛や休業要請で消費が急減したうえ、海外経済の失速や訪日客の途絶もあって、景気は大幅に落ち込んだ。緊急事態宣言…
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週刊エコノミスト
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