新規会員は2カ月無料!「年末とくとくキャンペーン」実施中です!

マーケット・金融 THE MARKET

東京市場 ストラテジストが読む ICT活用で「リモート相場」活況=三宅一弘

 主要国株価は年初以降、コロナ禍によって3月半ばまで急落、3月後半以降回復相場をたどり、年初水準前後まで戻した。日本株ではマザーズ市場の上昇が目立つほか、世界的にみても21世紀に台頭してきた企業群が主流を占める新興市場の上昇が際立つ。今回の上昇局面は、社会全体でICT(情報通信技術)がフルに活用され、関連銘柄が選好される「リモート(遠隔)相場」と位置づけられる。

 まず、コロナ禍で個人、企業、政府の行動が大きく変化しはじめた。個人の仕事や消費、決済、娯楽、教育などの場はリアルからネット・仮想空間にシフトし、リモートワーク(在宅勤務)、オンラインショッピング・決済、遠隔医療や遠隔授業が日常になりだした。企業はデジタルトランスフォーメーション(DX、情報技術による事業変革・価値創出)を加速化し、政府は公共サービスのデジタル化に本腰を入れだした。

残り472文字(全文846文字)

週刊エコノミスト

週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。

・会員限定の有料記事が読み放題
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める

通常価格 月額2,040円(税込)が、今なら2ヶ月0円

週刊エコノミスト最新号のご案内

週刊エコノミスト最新号

12月3日号

経済学の現在地16 米国分断解消のカギとなる共感 主流派経済学の課題に重なる■安藤大介18 インタビュー 野中 郁次郎 一橋大学名誉教授 「全身全霊で相手に共感し可能となる暗黙知の共有」20 共同体メカニズム 危機の時代にこそ増す必要性 信頼・利他・互恵・徳で活性化 ■大垣 昌夫23 Q&A [目次を見る]

デジタル紙面ビューアーで読む

おすすめ情報

編集部からのおすすめ

最新の注目記事