米国株は、かつてない財政金融政策による景気下支えに加え、景気回復の兆しもあり、株価は実体経済の回復に先行して大きく上昇したが、感染再拡大が現実に意識されると過剰な期待が修正を余儀なくされ調整した。当面は政策への信認でリスク選好は維持されつつ、手放しではなく慎重な投資スタンスとなりそうだ。

　強いリスク選好の下ではドルと円はともに軟調だが、円の弱さが勝りド…