プラチナ 鉱山操業停滞が下支え=中山修二
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新型コロナウイルス感染拡大で世界の景気後退は不可避とされ、世界の自動車販売台数が大幅に減少する可能性が高く、実際に中国を筆頭とするアジアの他、欧米でも落ち込みは顕著だ。そのため、先行き産業向けプラチナ需要は自動車向けを中心に落ち込むことは間違いない。その不安からプラチナ価格は戻せば売られるという動きを繰り返している。
米国はじめ世界各国では経済活動再開により景気落ち込みをカバーしようとしている。その影響は出ており、米雇用統計の改善や5月の米小売売上高が前月比17・7%増と過去最大の大幅増加となったことなど景気回復期待は高まっている。しかし、仮に感染第2波が到来すると、景気対策も効果を失う懸念は払拭(ふっしょく)できない。
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週刊エコノミスト
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