今週のポイント 第3次産業活動指数(7月13日) 消費の底とリベンジ消費の行方=高山武士
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13日に経済産業省より5月の第3次産業活動指数が公表される。景気の影響を受け大きく変動する鉱工業生産指数と比較すると、ブレが小さく公表もやや遅い第3次産業活動指数は平時での注目度はそれほど高くない。しかし、全産業の約75%を占めるサービス業の細かい業種の動きを月次で追うことができる。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために広範なサービス産業で活動が制限されてきた状況では、経済の回復具合を分析する際の重要な統計となる。
政府が緊急事態宣言を発出した4月の動向を見ると、鉱工業生産指数では前月比9.8%減(3月も3.7%減)となっている。他方、第3次産業活動指数は前月比6.0%減(3月は3.8%減)と鉱工業生産と同様に大きく落ち込んだ。特に、宿泊や飲食店、旅行を含む生活娯楽関連サービス(前月比31.7%減)、運輸・郵便(12.7%減)、小売り(9.3%減)が外出自粛や短縮営業・休業などの影響を大きく受けて低迷した。
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週刊エコノミスト
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