東京市場 ストラテジストが読む 需要拡大続く半導体関連株=藤戸則弘
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半導体関連株の堅調さが続いている。コロナ禍の影響で世界のビジネスモデルが大きく変容したことが背景にある。テレワーク(在宅勤務)の急速な拡大は、あらゆる産業で起こっているが、この状況が急速に進めば、米アマゾンや米マイクロソフトなどのクラウド大手の需要は一段と拡大し、データセンターの強化・新設など設備投資に奔走することになる。
最大の恩恵を受けるのが、データセンター向けの半導体需要だ。従来は、老舗の米インテルが大きなシェアを占めていたが、急速に成長しているのが米エヌビディア。同社のグラフィック用半導体(GPU)は、当初ゲーム向けの半導体として開発された。
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