長期金利 緩やかに上昇か=徳勝礼子
有料記事
日本の10年国債利回りは6月末以降、一時急上昇した(債券価格は下落)。6月26日まで0・01%未満で推移していたのが、7月1日には0・04%となった。
それまでの市場では、7月から始まる過去最大規模の国債増発について、「日銀は年限が20年以上の国債は市場機能に委ねるが、10年債までは買い入れを行って金利上昇を抑制する」との見方が優勢だった。
実際に20年債以上の買い入れ増額がなかったのは予想通りだったが、市場では10年債以下でも買い入れ規模が想定より小さくなるとの見方も強まり、利回りの急上昇につながったとみられる。
残り181文字(全文442文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める