今週のポイント 中国GDP(7月16日) 4~6月期は小幅プラス成長か=三尾幸吉郎
有料記事
中国国家統計局が7月16日、4~6月期の国内総生産(GDP)を発表する。前回発表の1~3月期成長率は新型コロナ禍に伴う経済活動の停止で前年同期比6.8%減に落ち込んだが、今回はその後の回復状況が判明する。市場では前年水準を若干上回るとの見方が支配的だが、調査機関による予想のばらつきは大きく、マイナス幅が減じる程度との見方もあり、波乱含みだ。
既に発表された供給面の景気指標を見ると、鉱工業生産は4~5月平均で前年同期比4.15%増だった一方、サービス業生産は同1.75%減となっており、4~5月期は前年水準を小幅に上回ったと推定できる。
残り341文字(全文611文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める