欧州株 じり高の展開=桂畑誠治
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欧州主要株価指数は、3月の底値から6月にかけて上昇したものの、7月以降は景気動向や新型コロナウイルスの感染者数、ワクチン開発の情報に一喜一憂しながら、方向感の乏しい展開となっている。
新型コロナの感染者数が増加する中でも各国が経済活動を再開したことや、人の移動が世界で増える方向にあることから、今後感染者数は急増する可能性がある。
仮に感染が拡大すれば、ロックダウン(都市封鎖)に追い込まれることを防ぐため、地域限定でソーシャルディスタンス(社会的距離)を考慮した規制強化を行うと予想される。ただし、このような地域の経済活動は制約を受けるが、世界的な経済活動の再開・制限緩和による回復の影響の方が大きく、景気は上向き続けるだろう。
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週刊エコノミスト
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