教養・歴史コロナで消える・勝ち残る大学

4大学トップに聞く「コロナでも生き残る条件」 前田正史 京都先端科学大学学長

 オンライン授業が普及した今、大学の個性はどこに求められるのか。地方大学の生き残り策は。4大学のトップに聞いた。

(聞き手=市川明代、白鳥達哉、吉脇丈二・編集部、構成=稲留正英・編集部)

会社を興し、自己実現する人を支援

 永守重信理事長(日本電産会長)がなぜ、140億円もの私財を投じて、大学経営に乗り出したのか。それは、日本の教育システムに助けられたから、今の自分があると思っているためだ。英語や物理で少々つまずいても、実力がある者ははい上がってくる。ブランド高校を出ないと入れない大学ではなく、そういう人間を発掘して、育てるチャンスを与えたい。彼の発言に共感した父母から勧められて、4月新設の工学部に来た学生がかなり…

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