NY市場 株価の反応も二極化へ=村山誠
有料記事
米企業の20年7~9月期決算発表が本格化している。前回、4~6月期決算の際の注目点は、新型コロナウイルス感染症の影響で大幅減益となった企業が同期を大底に7~9月期以降、業績が回復に向かうかということだった。実際に多くの企業で業績的には4~6月期が大底となり、7~9月期以降に業績が回復する見通しが示され、株価が反発した。
今回の7~9月期決算発表では、各社の業績回復度合いや進捗(しんちょく)状況がチェックポイントとなる。着実な業績回復を示している企業は株式市場での評価も高まろう。これまでに決算を発表した大手金融などでは、実績はおおむね市場予想を上回ったものの、今後の見通しが慎重な企業は、決算発表直後、株価が下落した。
残り177文字(全文489文字)
週刊エコノミスト
週刊エコノミストオンラインは、月額制の有料会員向けサービスです。
有料会員になると、続きをお読みいただけます。
・1989年からの誌面掲載記事検索
・デジタル紙面で直近2カ月分のバックナンバーが読める